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- 2021年12月3日
大船渡市で国内最大のアクアポニックスプラントの建設を発表
~ 公民連携事業で岩手県大船渡市と連携 ~
株式会社プラントフォーム(代表取締役 山本祐二、本社:新潟県長岡市)は、下水道事業における新たな付加価値創出を目的に、当社株主でもあるメタウォーター株式会社(社長:山口 賢二、本社:東京都千代田区)、株式会社テツゲン(社長:佐藤 博恒、本社:東京都千代田区)の3社で、アクアポニックス事業を実施する合弁会社、株式会社テツゲンメタウォーターアクアアグリ(社長:佐藤 直文、本社:岩手県大船渡市)を設立し、このほど、岩手県大船渡市で事業を開始しました。
アクアポニックスは、養殖する魚の排泄物を肥料にして植物を育てる循環型の新しい農法です。水で行う有機栽培ともいわれ、化学肥料・農薬を使わないだけでなく水も捨てないため、環境負荷を最小限に留めて養殖と農業を行うことができる持続可能な農業です。
新会社は、11月より大船渡市 大船渡浄化センターの隣接地で事業を開始。アクアポニックスによるチョウザメの養殖と無農薬・無化学肥料の野菜の水耕栽培を行い、2022年10月から順次生産物を販売する予定です。本プラントの規模は2000㎡を超え、完成すると国内最大のアクアポニックスプラントとなる予定です。
近年、下水処理場では人口減少に伴う統廃合や技術革新による処理の効率化などにより、未利用となっている土地が多く存在しています。また国土交通省が推進する「下水道リノベーション計画」*においても下水処理場を下水熱や再生水等を活用し農業生産拠点化することが推奨施策のひとつとして掲げられています。
大船渡市は、下水道施設の土地の利活用を検討するなかで、アクアポニックス事業を下水処理場の未利用地の有効利用、余剰エネルギーの利活用に加え、人材雇用の創出、地域産業との連携、就農者の育成など地域連携に資する取り組みと捉え、株式会社テツゲンメタウォーターアクアアグリとの間で事業用定期借地権設定契約を締結し、本事業の事業用地を提供することとしました。
当社は本事業を通じて、上下水道施設における未利用地の有効活用と余熱などのエネルギーのリサイクルモデルの実現を目指し、将来は全国の上下水道施設へと繋げていきます。
* 国土交通省「下水道のリノベーション計画」
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000409.html
<新会社概要>
社名 株式会社テツゲンメタウォーターアクアアグリ
設立 2021年10月1日
代表者 佐藤 直文(株式会社テツゲン 常務執行役員 東北支店長)
所在地 岩手県大船渡市大船渡町字欠ノ下向1-2
株主構成 株式会社テツゲン、メタウォーター株式会社、株式会社プラントフォーム
事業内容
(1)温室設計及び機材の導入計画、それらの設置と施工、運営業務
(2)植物栽培システムの設計、施工、管理、販売
(3)野菜の栽培や生産、加工と販売
(4)魚貝類の養殖システムの設計、施工、管理、販売
(5)魚貝類の飼育や生産、加工と販売
(6)前各号に附帯関連する一切の事業
大船渡浄化センター建設現場の様子(2021年12月2日撮影)
■問い合わせ先
株式会社プラントフォーム・担当山本
Tel: 0258-86-8460
E-mail: info@plantform.co.jp